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韓国人は民族固有の文字であるハングルを使ってきました。ハングルは世界的に最も効率的な文字として知られており、言語学者のような専門家からもその科学的な体系と優秀性のため賛辞を受けています。ハングルは朝鮮王朝時代(1392-1910)の世宗(セジョン)大王が創案しました。

1446年に韓国最初の文字である「訓民正音」が公表されました。訓民正音の主旨は、同じ名前の本に書かれている内容と同様、「国民の使っている言葉の教正・教育」と明らかにしています。ハングルの創始者世宗大王は、韓国歴史上最も立派な王として尊敬されています。慈悲深い人柄や勤勉さで多くの人から尊敬され、また情熱的な学問探求で様々な分野の知識と才能を持ち、多くの学者を驚かせました。

世宗大王は国政業務の時間外に、読書や座禅を楽しみました。しかし、本人の主張に対しては頑固で妥協しないところもありました。国民への愛情は、彼の統治の基本であり、常に庶民の意見に耳を傾けていました。彼は国民の豊かな生活を最優先する政策体系を、統治の美徳としていました。

世宗大王は宮殿の中に集賢殿という学問研究所を設立しました。ここで彼は、学者と直接討論したり、様々な種類の本を発行しました。

彼の統治時代に、世宗大王は、教育を受けた人の専有物であった複雑な中国の文字を、一般の庶民は読めはしても書けないということに心を痛めていました。そして読むことはできても自分の感情や実際の会話を文字に表現することができない庶民の状況や気持をよく知っていました。

国の知識階級が使っていた中国文字は、外国から導入されたものであり、韓国語の考え方を十分に表現することができませんでした。それ故、一般庶民は、苦労の内容を関係当局の者に告げる時、口頭上の会話でするしか方法がありませんでした。そして長きにわたって蓄積された農業関連諸般の知恵や知識を、後世に残す方法もありませんでした。

世宗大王は教育の機会がなくて苦労している国民をかわいそうに思いました。国家の独自性と文化独立を強力に推進する革命的な統治者として、彼は早速解決方法を研究しました。彼が造ったものは、独特で簡単に習える韓国文字で、一般の庶民が親しみやすく、日常的に使えるものでした。

こうして訓民正音が誕生しました。世宗大王は公表緒論で次のように語っています。「中国文字は外国で造られ、韓国語特有の意味を表現できる能力に欠けています。それで大勢の庶民が彼らの考えや感情を表現することができません。その問題を心配し、私は28の文字を創始しました。文字はとても簡単で、すぐ覚えられ、全ての人が生活の質を改善することができます」。この声明書では、世宗大王が文化独立と国民の繁栄のために努力した結果や献身的な姿を見ることができます。

世宗大王が訓民正音を最初に公表した時の28文字が、現在は24文字だけ使われています。
24文字は次のとおりです。

子音
(g,k), (n), (d,t), (r or l), (m), (b,p), (s), (ng), (j), (ch), (k) (t), (p), (h)
母音
(a), (ya), (eo), (yeo), (o), (yo), (u), (yu), (eu), (i)
訓民正音が最初に創始された時、基礎アルファベット文字は8個でした。これは子音 ",,,," そして母音 " ., , "

子音と母音が分離された理由は、2つの文字が合わさって音節を形成する時、各々違う機能があります。訓民正音は象形文字に分類されます。子音、初期音の文字は、人が話す器官と似ています。各文字は、他の音の明確な音声を随意構成して作られます。他の子音は、発音の強度に応じて、基本文字に画を追加して行います。

もう一つ、母音は天・地そして人の形に似せて創られました。これは、「.」は天の原形模様と似ており、「 」は平らな地と似ており、'ェマ!)チ々ェハ!)「ェネ゙トェニェェェ遙「 'は立っている人と似ています。他の母音の「"(a), (ya), (eo), (yeo), (o), (yo), (u), (yu)"は3つの母音が変化した状態です。 上記の3つの母音は今日使用されていません。

訓民正音の創造は、本当に大変大きな業績です。人の話す器官を土台にした子音の創造、そして天、地、人の形を基本にした一つの母音の創造は革新的であり、そして前例を見ることができない手順です。

韓国ハングル文字を造った集賢殿の世宗大王、そして学者たちは、人間の声を単純な身体の現象以上のものと見なしました。彼らは見えない、しかしより強力で意外な原則を、この現象の中から見い出せると考えました。彼らは全ての人間の声と全ての宇宙の現象は、陰陽の調和と五陽と密接な関係にあると考えました。それで彼らは自然に声と季節の変化、そして声と音楽が共通の面を持ち、つながっていると考えました。

韓国語の音節は3つの部分に分けられます。初声、中声、終声。この構成は集賢殿で世宗大王と学者が文字を造る時の基本的土台となりました。終声は別に造ったものではなく、初声の反復によって造られました。それでハングルは子音と母音の効率的な結合によるものなのです。


上記の例ではっきりと分かることは、ハングルの14の子音と10個の母音だけで、事実上全ての音を表現することができる構造を備えているということです。